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2.5 管制移管実験

2.5.1 管制移管実験の目的と概要

本実験ではFANS-1パッケージを搭載した航空機が管制移管を行った場合、機上MCDU(Multi Control Display Unit)にどのように表示されるのか、地上からどのようなメッセージをUPLINKすべきなのか、更に、機上からどのようなメッセージがDOWNLINKされるのかを実験・検証した。

本実験では日本航空が現在使用している運航管理システムを活用したPCべ一スの地上試験端末、東京航空交通管制部に設置してあるODP端末及びFANS-1パッケージを装備した日本航空の航空機B747-400から構成される。また、衛星は、インマルサット静止衛星(太平洋)で、GESは、KDDの山口衛星所である。その他、AVICOMが所有するデータリンクシステム及びRGS(Remote Ground Station)で構成される。

図2.5.1-1に、本実験システムの全体構成を示す。また、以下に機上実験システム及び地上実験システムの概要を示す。このシステム構成は実運航に供している空地データ通信環境と全く同じである。

 

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