日本財団 図書館


事例56 関係の深い2市の行政相談委員及び担当者による協議会の設置

(愛知県春日井市 小川幸夫他、小牧市 伊藤正美他)

 

春日井市は人口約28万人、小牧市は人口約14万人の相互に隣接した都市で、ともに名古屋市北部に位置し、同市のベッドタウン的な性格を持ち、相互の関係も深い。 両市の行政相談委員は、両市の行政相談担当者を含めて話し合った結果、平成元年度に両市の行政相談委員及び両市の行政相談担当者によって構成する「春日井・小牧地区行政相談委員協議会」を発足させた。

構成員は、行政相談委員(春日市担当6人、小牧市担当3人)及び両市の市民部生活課長となっており、毎年度2回程度両市交互に協議会を開催し、事例研究や行政研究を行っている。

平成8年度は、次のとおり開催した。

開催日 平成9年2月7曰(金)

参加委員 春日井市及び小牧市担当委員9人

内容 講話「行政改革の動向について」

(講師:中部管区局行政相談課長)

事例研究9件(委員提出2件、中部管区局提供7件)

(注)平成8年度は、共催市である小牧市の都合で、1回のみの開催となった。

 

両市の関係が深いこともあって、行政相談委員相互の交流は、相談の傾向を理解したり、処理を的確に行う上で、大変有益であるので、今後とも継続していきたい。

 

春日井・小牧地区行政相談委員協議会規約(抄)

(名称)

第1条 本会は、春日井・小牧地区行政相談委員協議会(以下「協議会」という。)と称する。

(目的)

第2条 協議会は、春日井・小牧両市の行政の円滑な遂行と両地区行政相談委員の資質向上を図ることを目的とする。

(事業)

第3条 協議会は前条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(1) 行政相談に関する情報交換 (2) 行政相談に関する調査研究 (3) その他行政相談上必要と認める事業

(組織)

第4条 協議会は、春日井・小牧両市の行政相談委員及び行政相談担当主管課長(以下「会員」という。)をもって組織する。 〜略〜

(会議)

第7条 会議は、協議会及び研修会とする。

会議は会長が招集し、会長が議長を務める。協議会は年1回以上行い、年間計画及び予算等を審議する。研修会は年1回以上行う。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION