のと考えられる。また、この行政懇談会は、今後行政相談委員の自主的な活動として定着させていくことが必要である。
事例48 地元市長と行政相談委員との懇談会の開催
(静岡県浜松市 高杉始子他)
静岡県浜松市では、市長の提案により、十数年前から市内の行政相談委員と市長との懇談会が開催されている。その主な内容は、行政相談委員の活動報告と行政に関する意見交換であり、市との連携を深める上で大変有意義なものとなっている。
平成8年度には、平成9年1月27日(月)に、市役所会議室で昼食をはさみ約2時間にわたり意見交換を行なった。
また、市当局のアドバイスもあり、平成7年度から各種委員との意見交換会も行われている。平成7年度は人権擁護委員と、平成8年度は民生・児童委員との会合を持ち、相談活動を行う上で大変有意義な会合となっている。
(注)浜松市長は、全国市長会会長の要職にある(平成9年9月1日現在)。
事例49 地元市長と行政相談委員との懇談会の開催
(広島県福山市 北村光夫他)
広島県福山市内の行政相談委員は、昭和54年5月に「福山市行政相談委員協議会」を設置し年1回総会を開催しているが、その際に、市長を囲む懇談会を実施しており、平成9年度は次のように開催した。
日時 6月10日(火)10:00〜13:30(於:福山市内加寿荘)
出席者 福山市内の行政相談委員9人、福山市長以下市職員5人、中国四国管区局職員2人
内容 委員の前年度の活動状況報告及び当年度の活動計画の協議の後市長と懇談
この懇談会において、行政相談委員が相談活動を通じて把握した民意につき市長と直接意見交換を行うとともに、市の担当課との連携を深める機会となっている。