同様の会合を予定している。
高齢者教室での講演や行政懇談会は、「パンフレットではなかなか読む気になれないが、話をしてもらうとよく分る。」と好評であり、以後定期的に講座に組み入れてもらうこととした。また、これにより、行政相談の件数も増えたように思われる。
事例45 地域班長会や婦人会等の協力を得た行政懇談会の実施
(広島県東広島市 木野本正二郎)
平成2年7月に行政相談委員の委嘱を受けて、毎月3回程度定例(巡回)相談所を設け、相談を受け付けているが、行政相談委員制度を知らない人が多いことに気がついた。
そこで、行政相談委員の活動を知ってもらうため、同年10月ごろから、地区班長会や婦人会役員会等の会合を利用して、これらの会合の際に行政懇談会を実施し、行政相談や行政相談委員制度のPRに努めるとともに、行政相談を受け付けることとした。
行政相談懇談会は毎年、秋の行政相談週間にあわせて開催しており、平成8年度は次のとおり3回開催している。
各種会合を活用して行政相談懇談会を開催することにより、いろいろな人に行政相談及び行政相談委員制度を知ってもらうことができ、また、これらの結果が相談の受付件数の増加にも寄与してきている。
しかし、今後の課題としては当市の場合、市民意識が強く、行政相談の中立性を明確に認識してもらうことが大切と感じている。
事例 46 市内各校区毎に行う民生委員児童委員協議会との行政懇談会
(熊本県熊本市 大谷重雄他)
熊本市(人口約65万人)のような都市における相談件数は年々減少しているが、一方で国民の70%が行政相談制度を知らないといわれている。
このため、これまでの「受け」の相談から「攻め」の相談に転じる必要があると考え、昭和61年から、熊本市内の他の委員とともに市内各校区の民生委員児童委員協議会との懇談会を実施することとし、これまでに市内56校区の32協議会の民生委員及び児童委員総数866人の99%に当たる859人の出席を得た。