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2. 各種会合を通じての行政に対する意見・要望等の吸収

 

事例29 町内会婦人部の組織を利用した行政相談懇談会の開催

(北海道千歳市 山内幸子他)

 

北海道千歳市は、人口約8万5千人の都市であるが、行政相談(委員)制度の市民への周知は必ずしも高くない。

このため、平成8年度秋の行政相談週間行事の実施に当たって、たまたま町内会連合会の婦人部長であったことから、市内の町内会婦人部役員との行政相談懇談会を開催することとした。

行政相談懇談会は、次のように開催した。

出席対象者 町内会婦人部役員等15人

内容 「行政相談のあれこれ」と題して制度に関連する事項等を講演し、行政監察局作成の行政相談制度に関するビデオを放映した後懇談を実施した。当日は10件の相談を受け付けた。

 

懇談会により行政相談(委員)制度に対する理解が深まり、今まで行政機関には相談しづらかったが、行政相談委員に相談するとよいことが分かったとして、相談が寄せられるようになった。

また、婦人部会を通じて町内会とのコミュニケーションが円滑となり、一般住民も出席している町内会の会合時に出かけて行政相談制度のPRを行うことができるようになった。さらに、平成9年度は、役員だけではなく婦人部員(33人参加)を対象に行政相談懇談会を開催することができた。

 

事例30 毎年対象団体を変えて実施している行政相談懇談会の開催

(北海道虻田町 加藤雄八)

 

北海道虻田町は、人口約1万1千人の町である。

同町内で従来実施されていた自治会単位の行政相談懇談会を発展させ、住民に広く行政相談を周知してもらえる方法として、各種団体を対象とした懇談会を開催することとした。委嘱された最初の年には各種産業団体の青年婦人部長に参加を要請して開催した。これが好評であったことから、引き続き自治会役員、民生児童委員など参加の対象を変えて運営し、各界から幅広く行政に対する要望・苦情等を聞くこととしている。

 

平成8年度においては、次のような団体等からの参加を得て開催した。

 

日時 10月18曰(金)13:30〜16:00(於:健康福祉センター)

 

参加者 町助役・総務部長・経済部長・健康福祉課長等6人、民生児童委員19人、

行政相談委員1人 合計26人

 

 

 

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