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港区には3人の行政相談委員が委嘱されて活動しているが、委員制度を理解している区民は多くない。そこで、委員制度80周年を機会にPR活動を行うこととし、区の担当課の広報課と連携して、区民まつりにテントを出して特設行政相談所を開設することとした。

平成8年の区民まつりは、10月12曰(土)午後1時〜5時、13曰(日)午前10時〜午後4時に、区役所、増上寺、東京プリンスホテルを含む芝公園一体で開催された。

行政相談のテントには、東京地相協第1支部所属行政相談委員14人のほか関東管区局職員5人及び港区役所職員4人が参加し、チラシやポケットティッシュによりPRを行い、約30件の相談を受け付けた。

 

この特設相談の関係により、関係者の相互理解が深まり、その後も区役所の協力を得て、行政相談懇談会、他支部との施設見学等の新規事業にも取り組んでおり、今後も区民の身近な相談者として努力したい。

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事例18 区民まつりに参加して実施した行政相談

(愛知県名古屋市守山区 池 いずみ他)

 

守山区は、名古屋市の北東端に位置し、緑が比較的残されている地域である。市中心部への通勤者のベッドタウン化している地域も多く、ニューサイエンスシティ造りも進められている。

同区担当の行政相談委員は、区民が多く集まる「区民まつり」において、PRを兼ねて行政相談所を開設しており、平成8年度で3回目になる。

平成8年度の同区の「区民まつり」は、10月6日(日)に三菱電機側のグラウンドで実施された。当日は、区の協力を得て、「区民まつり」の会場の一角を借り受け中部管区局職員2人のほか、名古屋法務局の職員2人、同区の人権擁護委員2人及び心配ごと相談員4人とともに「行政・人権・心配ごと相談」を実施し、あわせて、PR用資料を配布して行政相談制度の周知を図った。

(配布資料)

「ご存じですか行政相談委員」 300部、「一日行政相談所の開設」 200部、「人権・行政相談」ちらし 200部

 

 

 

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