府中市では、市民相談室において行われる「行政相談」は、昭和49年から実施されているが、市民相談室での「行政相談」等について、当市の行政相談委員は、次のように述べられている。
※市民相談の専門相談員への委嘱
府中市の行政相談委員は6人である。年間計画を定め3名が輪番で毎月2回第1、第3火曜日に市民相談室(個室)で、定例の行政相談を行っている。平成8年度の取り扱い件数は69件である。
府中市では、豊富な知識と経験を有する相談員が担当する相談業務の円滑な運営を図る目的で「府中市市民相談(専門)業務実施要綱」(昭和61、4、1施行)が定)られており、行政相談委員は市から行政相談についての専門相談員を依頼されている。受け付けた相談内容についての回答は、市で定めた様式により、その日の相談終了時広報課長あて報告することとされている。
なお、市では「市民くらしの総合相談」が、年2回(4月、10月)に実施されており、各種相談員等と共に行政相談委員も専門相談員として参加している。
また、秋の行政相談週間中には駅などでの特設街頭相談等も実施している。
(府中市 内藤敏正委員)
市民相談等における「行政相談」に関する定例相談は、府中市の場合にみられるように管内の行政相談委員が輪番で出席し相談を受け付けるという方法が一般的である。ただ、府中市の場合のような相談体制がとれるところは限られ、委員1名で相談を担当すると言う場合も少なくない実情が報告されている。