9.3.3 軌道
(1)軌道及びコンタクトレール
(a)軌道
日本価格による軌道の費用の見積は表9.3.3-1の通り。
複線軌道のバラスト量は図6.3-1に従い、次のように計算した。
V1=(0.2+t)mX(2.6+0.200+0.45)mX1mX2
=(0.2+0.325)X(3.25)X2=2.828m3
V2=(tXwX2.6)X2
=(0.235X0.25X2.6)X2=0.306m3
S=枕木間隔=0.714m(1400本/km)
t=枕木厚さ(0.235m)(*)
w=枕木幅(0.25m)(*)
V=V1-V2/S
=2.828-0.306/0.714=2.828-0.428
=2.40m3/m
(*)インド国鉄のPC枕木の寸法に基づくもの。
軌道m当たりのバラストの費用は(V/2)×m3当たり費用で計算される。
軌道m当たりの軌道敷設費は表9.3.3-1に示される。
これは日本での実績に基づくものである。15mのレールをLWRに溶接する場合はガス圧接によるものとした。伸縮継目を1km毎に敷設するものと想定した。
軌道m当たりの機械損料は表9.3.3-1に示される。バンガロール費用への換算は表9.3.3-2に示すように行った。
(。)レール
日本における価格とインドへの輸出価格の比は
US$59.84/US$93.72=0.638
となる。
(「)枕木
日本の価格からバンガロール価格への換算は表9.2.1-2に示す平均値に従い、1.07を乗じた。PC枕木は骨材、砂、セメント、鉄筋全て含むからである。
(」)バンドロールファスニング
日本の価格からバンガロール価格への換算は表9.2.1-2に示す。鋼材の比率は1.5を用いた。
(、)バラスト