UBTSLはPC枕木を1km当たり1200〜1400本使用する計画である。LRVを75km/hで走行させる為の軌道強度の観点から、この枕木配置を検討した。Appendix9.2.3-1にその検討結果の詳細を示している。検討結果によれば、この枕木配置、即ち83.3cm間隔(km当たり1200本)、76.9cm間隔(km当たり1300本)、及び71.4cm(km当たり1400本)のいずれも年間通頓2400万頓(2021年)以上の緑区において軌道強度上問題ない。費用見積レビューにおいては、枕木配置1400本/kmと想定した。
(4)特別軌道構造
(a)本線分岐器
6.3.2(5)(a)の通り
(b)分岐器及びダイヤモンドクロッシングの数
6.3.2(5)(b)に示す通り
Binnamangala 分岐点の軌道のレイアウト図6.3-3に示す通りと想定した。10番分岐器、5番両開き分岐器、5番ダイヤモンドクロッシングの数は表9.3.3-5に示す通りとなる。
(5)第三軌条
(a)バンガロールELRTSによると,第三軌条は下面摺動方式としている。
しかしながら,日本における営団地下鉄では,図7.4-1に示すように上面摺動方式採用している。経済性を考慮して日本方式の設備で費用見積もりを行った。
(b)第三軌条の長さは,本線については25.9km×2,車両基地については,5.8kmとした。
9.2.4 システム
9.2.4-1 運転用電力供給
(1)変電所
変電所は、商用の電源網から交流電力を受け、き電系には直流750Vの電力を、配電系には、交流6.6kVを送り出す。また、変電所には、遮断器、変圧器、整流器、その他を設備し、電力システムの系統を保護する。
(2)き電区分所
き電区分所は、本線の750Vき電系統から車両基地への分岐する箇所に設け、電気の保安を司る。