は必要となるまで延期することが望ましい。
(2)役割分担
車両の保守業務はBinnamangala基地が主となり残りをYashwantpur基地が受け持つが、他の基地は留置を主要な役割とし出来るだけ機能を集中することが望ましい。
(3)メンテナンス計画
鉄道の提供するサービスについてどのように考えるかで保守の体制が変わる。安全で確実な輸送のサービスを重要と考えるならば保守こそ重要視しなければいけない業務である。合理的で適切な保守体制と十分な予算が必要でありそれを効果的に運用する人材が必要である。また予備品の整備も大切な仕事の一つである。
また故障や保守経歴のデータ管理システムの導入も必要であり車両や機器メーカーとの共同での保守方法の検討も推奨される。
(4)地盤沈下対策
車両基地を建設予定の土地は湿地が多く将来の地盤沈下が予想される。このため十分な対応が必要となるが特に建物の床の沈下は車両の保守作業の支障となるため床に梁を充分に入れるなど注意が必要である。
7.7.3 電気システム
Phase1においては、前述のような運転用電力設備及び信号・通信設備が設置される。変電設備及び指令所に設備されるCTC装置、列車番号処理装置、PCM搬送装置、旅客案内放送設備及びCCTV設備などのシステム制御卓を含む中央装置については、Phase1対象区域だけでなく、最終ステージにおける全区間を対象として、物理的にも機能的にも有効に稼働できるよう、これらの設備の設置場所、機能や容量について十分配慮する必要がある。