7.5 運賃収受システム
(1)料金収集システム概要
料金収集システムは一般的にセルフサービスの自動改札システムを採用する。また料金体系は距離によって段階的に高くするシステムである。
料金収集システムとして自動券売機と切符を挿入することによって操作されるターンスタイルの改札機が計画された。Stored value cardsは想定された。片方向と同じように両方向の改札機が推奨される。バスとの共通カードは想定されなかった。
(a)各駅(Appendix6.2-2,3)の改札口に券売機、自動改札機、精算機、カード処理機を設置しまた各駅にそのデータの集計機を設ける。
(b)設置数
自動改札機
4セット×24駅=96セット(Phase1)
4セット×86駅=344セット(All system)
精算機
1セット×24駅=24セット(Phase1)
1セット×86駅=86セット(All system)
自動券売機
2セット×24駅=48セット(Phase1)
2セット×86駅=172セット(All system)
データ集計機
1セット×24駅=24セット(Phase1)
1セット×86駅=86セット(All system)
カード処理機
1セット×24駅=24セット(Phase1)
セット×86駅=86セット(All system)
7.6保全
7.6.1 運転用電力
変電所は、既に述べたように、保守上、信頼性の高い送電線から2回線受電して、停電しないことが重要である。受電電圧は、送電線の電圧に左右されるが、33〜66kV程度が望ましい。その理由は、ELRTSが必要とする電力にほぼ見合った電圧であること、及び変電所にCGIS(Cubicle-type Gas Insulated Switchgear)設備を採用して保守の軽減を図ることができるから