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では全線最大深さ20mの場所打杭(支持杭)として,単独柱型式では縦4.5m,複4.5m,厚さ1.5mのフーチングに直径1.0mの均所打杭を4本,門型ラーメン型式では両端の縦3.7m,横3.7m,厚さ1.4mのフーチングに直径0.8mの場所打杭をそれぞれ4本の設計である。

又現地の地形により特別なT型支持構造が8個所想定されている。

 

(2)桁(付図6.1-1.2)

基本は長さ25mの単線並列1箱台形型のプレストレス・コンクリート(PC)桁の連続梁とする。しかし部分的に長さ30mの個所が6個所ある。

桁の断面は複最大幅4.0m縦最大幅1.8mで桁縦横比は2.22となる。

なお現在基本設計は単線桁の設計であるが,場合によっては複線桁を使用することも想定している。

 

6.2 駅・停車場の計画

 

(1)駅の機能的分類

駅数は全部で87駅設置する。

機能的に近隣地域との関連で各駅を3タイプに分類している。

(a)CBD/都心駅(Commercial Station)

このタイプの駅は商業・業務・政府施設などに高密に囲まれた地区にある駅で,その地域に至る最短の歩行路以外には駐車場などは必要としない。

(b)郊外・住居地域駅(Community Station)

このタイプの駅は緩やかな密度の商業・業務地区や住居地域にある駅で,バスやタクシー或いはリキシャ等よりの乗り換えが行われる駅で,そのためのバスストップや駐車場が必要とされる駅である。

(c)開発駅(Regional Station)

このタイプの駅は郊外の殆ど単独に機能する駅であって,当地城の交通ハブとしての機能を果たす駅である。そして駅周辺に開発余地があるため,これらのことも検討しておかねばならない。

 

従ってこれらの機能別に各駅の基本的な設備を計画している。

駅設備でみればエントヲシスを85駅,Drop-offを40駅,地上コンコースを29駅,駐車場を8駅、共同開発を行う駅を13駅としている。

 

(2)駅の設計的分類

当LRTにおいては,駅・停車場の立体的な型式には,プラットフォームとコンコー

 

 

 

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