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4.3.3 Phase1 プロジェクト

 

ELRTSのPhase1プロジェクトのネットワークとして次の3つのが提案され、各々について分析が行われた。

 

Alt.1:Red Line;esvantpur to Binnamangala

 

Alt.2:Alt.1+Green Line;Navarang Junction to Mysore Road

 

Alt.3:Red Line; Yesvantpur to Hudson Circle Jct

+Blue Line; Hudson Circle Jct to Jayanagar

 

分析の結果、これらの選択肢の内Alt.2が最も乗客数が多いことから、フェーズ1プロジェクトとして選択された。一方、Alt.3は、路線距離が短いため乗客数そのものは少ないが、路線距離当りの乗客数は多く、Alt.2に比べて効率の良い選択肢であるとも考えられる。

しかし、フェーズ1プロジェクトは、必ずしも乗客需要だけを基準に選択された訳ではなく、ELRTS施設の建設に当っての道路状況や駅、デポ施設な度設置場所などを考慮に入れた総合的判断に基づいて選択されている。その後、フェーズ1プロジェクトの路線については何回かの変更があり、現在は、グリーン・ラインのMysore RoadからNavarang Road JCTまでとレッド・ラインのNavalang Road JCTからDomlurまでの25.9kmの区間で検討がなされている。

066-1.gif

ELRTSのフェーズ1プロジェクトだけでは、2011年のバンガロールの総トリップ数の3〜4%を輸送するにすぎず、交通改善に対する貢献は限定されたものとなる。

 

 

 

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