れとの調整が必要とされること。
・当市は街路樹や庭園樹木の豊富な庭園都市(Garden City)として有名であり,LRTの建設は新たな都会的な景観を創造するものであり,路線計画に当っては設置街路近隣の景観と調和するものであること。
・当然のことながら,現在過剰な自動車交通が発する騒音や排気ガス等の公害が発生しているため、LRTの運行により自動車交通から転移させて公害を減少させることに最大限寄与する路線選定としなければならない。
・建設コスト節減のため,経由路線は全て公営街路とし,車両基地や駅等も政府用地を使用することを基本として,民有地は使用しない。
3.2.2 各代書案決定のプロセス
前述したUBTSL及びBMRTLによる路線選定においては,主に下記に述べる代替案の検討がなされた。これらの選択経緯は路線決定プロセスでのポイントとなるものである。
(1)UBTSLによる代替案
(a)Residency Road-KG Circle vs. MG Road- Cubbon- Seshadri Road(Red Line)
これは平面的にはCubbon Parkの南側(前者)を経由するか,或いは北側(後者)を経由するかの代替案であるが,代替案の中でも最も重要視された。
それは
(i)当区間が当市最大のビジネス街や政府施設などの業務地域を通過する路線であり
(ii)最大の交通拠点でありFlyoverの計画もあるHudson circleやRichmond Circleを通過させる(前者)か,否か(後者)であり,通過させるとなれば,Flyoverとの共同施行となり建設技術的にも最難関なものとなること。
(iii)インド国鉄のCity Railway Stationや当市最大のバスセンターであるKSRTC Bus Standに最も便利なアクセスを用意するを経由すること
(iv)繁華街の交通の要衝であるが,街路幅も比較的小さくて急カープとなるKG Circleを通過させるか(前者),否か(後者)の検討が必要とされる。
検討の結果,前者案を基本として,Residency Road-Hudson Circle-Seshadri Road-KG Circle経由と決定された。
(b)Kasturba Road-Queens Road vs. Nrupathunga Road-Cubbon Park(Blue Line)
これはBlue LineにおいてHudson circleにてRed Lineと交差するが,その北側にて