日本財団 図書館


3.2 ルート

 

路線計画の決定に当っては,「Project Development Plan」(by UBTSL for BangalorB Mass Rapid Transit Ltd,18.March,1997),「Performance Requirements BERTS」(by UBTSL,18.November,1997),現地調査、UBTSL等とのヒヤリングなどを基に,決定された路線の現状及びこれら決定方のプロセスについて述べる。

当初はKarnataka州政府(Goverment of Karnataka,略称GOK)及びBangalore高速交通公社(Bangalore Mass Rapid Transit Limited,BMRTL)によって,6路線と,これを4期間に分けて建設・開業することで選定された。

その後事業主体のUB Transit Systems Ltd(UBTSL)は,GOK及びBMRTLと協議しつつ,当初の計画路線について輸送需要を増加させて運営効果をより改善すべく検討を加えて,4路線と2期間に分けて建設することに変更した。

 

3.2.1 路線選定の方針

 

LRT路線計画決定の基本的な方針は下記に示す通りとなる。

・路線は,基本的に都心域(Bangalore Urban Agglomeration,BUA)を核として市内全域を対象とし,かつ最も超密な交通回廊に沿って選定され,そのネットワークは利用者が全目的地に便利にかつ早く行くことができて1つの統合されたシステムとなること。

・バンガロール市は人口・都市城面積ともインドでも有数の発展しつつある都市であり,2021年を念頭に当市の将来の発展計画を視野に入れること。

・LRT新緑の投資運営方式として民活方式のBOOT(Build-own-operate-Transfer)を採用することは決定されており,経営的にリーズナブルなものであること。

・路線計画に当ってはBenefit/Cost Analysisに依り決定すること。つまり利用者に対する便益を最大化することつまり輸送需要を最大化して(Benefit)、かつ建設費と開業後の運営費を最小化する(Cost)という投資効果は重視しなければならない。

・LRTのガイドウエイは主として街路の中央にT型橋脚を設置するため一定の街路幅以上の街路を経由すること。

・都市計画において主要街路の交差点では街路の立体交差化が計画されており、そ

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION