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政府の支援する土地、equity、subordinate debtは表3.1-1に示す通りである。

UBTSLは1998年1月までに詳細FSを完了することとなっている。このFSが政府によって承認された後、BMRTLはUBTSLと1998年の半ば頃までに特許合意事項を定め、次いでBMRTLとUBTSLは共同事業体として新しい特許権所有会社を設立する。その後、新会社はプロジェクトのPhase 1の建設に取りかかる。

 

3.1.2 プロジェクト実行に伴う政府の行為

 

BMRT Cess(税金)

プロジェクトのための資金を準備するために、政府は1995年4月1日よりバンガロールの都市計画地域内において種々の商業活動に対し、BMRT Cessを課した。この税金はBMRTS Fundとして積まれ、プロジェクトの必要資金に充当される。

 

ELRTSのための土地の凍結

ELRTSは殆ど全て政府所有の土地の上に建設される予定である。政府はLRTルート、駅、車両基地等の設備のための用地を全て凍結して開発させないこととした。

 

環境影響評価(EIA)

BMRTLはRITESにプロジェクトのEIA Studyを行わせ、環境に対する負のインパクトを減少せしめる対策を提言させた。

 

技術、法律、財務アドバイザー

BMRTLはアメリカのBechtelを技術アドバイザーとして雇用した。更にプロジェクト法律アドバイザー、財務アドバイザーとして国際的に評価され、経験のある法律及び財務専門会社を雇用する予定である。これらのコンサルタントは政府、BMRTLに代わって、UBTSLの提案書、書類等をレビューし、政府、BMRTLの利益が十分保護されるよう努める。

新しい法律

カルナタカMass Rapid Transit Actと呼ばれる新しい法律が制定される予定。この法律によりバンガロールのELRTSの実施の法的基礎が固められる。又、州の将来のMRTのプロジェクトの法的基礎ともなる。

 

 

 

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