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すべてのATMノード(core、edge、accessoの各ノード)の間では、53バイトの標準フォーマットのセルと呼ばれる単位で情報を送信する。ただし、通信制御装置とATMノードの間ではフレームリレーによる。さらに、X.25、HDLC、SDLC、LAPD、LAPB、PPPのプロトコルに対応したデータ伝送が保証されるものである。

このATMネットワークは、少なくとも21の拠点が接続することができるように、少なくとも9つのATMノードによって構成される。各拠点は通信制御装置から送られてくるデータのトラフィックと、地理的に隣接しているローマ市の各拠点の音声電気通信のトラフィックを集める。ネットワークのアーキテクチャーの設計は、3つのレベルで構成される階層構造をもっている。

?@ coreと定義する第1レベルは、少なくとも3つの拠点に設置されたノードで構成される。coreの各ノードは、34Mbpsの回線によって他の2つのノードとリング状に連結される。ただし、ローマ市が要求した場合には、155Mbpsに相当する伝送速度を可能にすることになっている。

?A edgeと定義する第2レベルは、すくなくとも10の拠点に設置されたノードで構成される。各edgeの拠点は、少なくともcoreの1つのノードと接続する。coreのどのノードを使用するかは、その使用(占有するスロットの数、定められた処理能力、トラフィック、その他)のバランスが取れるように選択される。またedgeノードが他のノード(accessoノードは除く)と接続する時の最低速度は、2Mbpsの倍数(少なくとも2Mbps)となっている。

?B accessoと定義する第3レベルは、最も離れた区域のトラフィックを集め、edgeノー ドと最低2Mbpsの倍数(少なくともl MbpS)の速度で接続される。

現在の音声電気通信のPBXは地理的に隣接するATMノードと2Mbpsに相当する伝送

 

 

 

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