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の責任者に対し報告を行う。プロジェクト・グループの任務は、詳細な計画の立案、プロジェクトの推進、フォローアップ及び品質保証に係る業務である。グループの構成は、プロジェクトの実施中のニーズの変化に対応して調整される。

第1段階のプロジェクト実施の全期間を通じて外部のコンサルタントを起用する。重点は品質保証に置かれている。プロジェクトが目的にそって実行され、最適な成果を上げるよう、いくつかの評価が計画されている。1997年9月のレビュー、1998年3月の小規模なレビュー、1998年9月のレビューが予定されている。中心テーマは、行政諸機関のサービス調達責任者が、プロジェクトや、調達及び各行政機関でのサービス実施の経験にもとづいて入札条件及び情報をどのように評価するか、そしてプロジェクト実施結果が行政のニーズを十分満たしているかどうかである。さらに、行政ネットワーク全体の構造と構成を継続的に評価する。

(6)中央管理機能

一般に、入札資料には、調達、請求書発行、情報サービス、指針、計画の運営管理、相談支援と同じような講座の実施など、定型的な大量の管理業務をサービス提供事業者が引き受けるための要求事項が盛り込まれている。

中央政府管理局(Ft : Stantens forvaltningstjeneste)は、中央政府備品調達部を通じてプロジェクト第1段階の契約実施を主管する。

プロジェクトでは、高品質の情報提供に重点を置いており、サービスの入札、条件及び価格は、可能な限りインターネットの柵叩土で閲覧できるようにするものである。そのため、ノルウェー計画策定調整省(PSD)とノルウェー地方自治体協会(KS)はこの点に関してサービス提供事業者との取り決めを明確にし、WttWの内容は定期的に更新することになっている。

サービス提供事業者及びプロジェクト機関は、積極的にプロジェクトの進捗状況や見通しを自治体、省庁及び理事会に報告することになっており、この時も、情報通信技術を積極的に利用することになっている。

1997年秋に結ばれる包括的契約書の期間は12か月であり、新たな入札の実施は、プロジェクト第1段階で得られた経験をもとに1998年秋に予定されている。入札準備作業は1998年3月から開始される。次回のサービス提供事業者に対する入札では、1997年よりも長い応募期間が設定されることになっている。

(7)プロジェクト第2段階の対象分野

次回の入札では、電子商取引/EDI、デジタル署名などのTTP(Trusted Third Party:信頼される第三者機関)サービス、ディレクトリ・サービス分野の新規事業を含めて検討することなる。ネットワークPCやネットワーク・コンピュータへの移行とそれに伴うビデオ会議や在宅勤務に係る利用拡大も、今後の仕様にいっそう反映されていくことが考えられている。

(8)経費と効果

ノルウェー計画策定調整省(PSD)とノルウェー地方自治体協会(KS)が懸念してい

 

 

 

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