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第7節 調査レポートーブラックスパーグ市(米国バージニア州)

 

ブラックスバーグ情報通信の里(Blacksburg Electronic Village:以下BEV)は、ブラックスバーグ市とベル・アトランティック社の協力のもと、バージニア工科大学が中心となって創設された。

BEVプロジェクトは1991年初めに始動した。その当時、バージニア工科大学は、自ら構築したネットワークをグラックスバーグ市内在住の教授、職員及び学生にまで拡張する方法を模索し始めたところであった。

プロジェクト始動当初は、市内の全ての住民がインターネットへアクセスができる環境を提供し、その後の2年間で、市の情報インフラの整備を行い、1993年10月にBEVは稼動を開始した。

 

1 BEVのサービス概要

 

(1)行政サービス

ブラックスバーグ市が提供している行政サービスは、行政が市民から許可証及び免許証等の申請や公共料金の支払いを受け付けるものである。

また、市が主催するイベントや市政についての広報サービスも提供している。

(2)教育での利用

学校や生徒は、BEVを利用し、国内の他の州や国外の生徒達とネットワーク上の会議で話し合う等、今までにない学習方法が利用可能できる。

また、保護者は、学校のWebで授業の内容を確認することができ、電子メールを使って教師と連絡をとることもできる。

(3)企業の宣伝・広告

ブラックスバーグ市内にある250以上(約70%)の企業が既にWebかgopherを使って宣伝を行っている。ネットワークを利用した宣伝により市場が既存の地域内から地域外へ拡大している。

(4)医療サービス

医療サービスでは、健康に関しての情報を提供している。峰にさされた場合の対処方法から癌治療のような深刻な内容のものまで幅広い問題を取り扱っている。

また、患者と医師が病気の症状や治療についての相談や助言に電子メールを利用している。

 

2 BEVネットワーク(プロジェクト)の利用状況調査

 

(1)BEV利用者に対するアンケート調査

?@ユーザのアクセス状況

ブラックスパーグ市では、インターネットを利用するユーザは若い男性が大半であり、その大多数が技術者か学生である。

ユーザのBEV会員としての期間は、平均13〜18ケ月である。

インターネットへのアクセスする場所は、回答者の85%が当初インターネットに

 

 

 

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