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第3節 総合行政ネットワークへの不正行為対策

 

3-1 電子的ネットワーク上の脅威

 

ここでは、電子的ネットワークを利用する上での脅威と対策について検討する。

総合行政ネットワークは、電子的ネットワーク上の脅威に対し、十分な対策と配慮が必要である。

一般社会では、家の中に泥棒が侵入して貴重品を盗まれたり、胸ポケットに入れたはずのサイフをすられたりする犯罪があるが、電子的ネットワーク上でもこれと非常に良く似た話にたとえられる不正行為を受けるおそれがある。主なものに侵入、盗聴、情報改衛、否認、なりすましなどがある。

総合行政ネットワークに参加する上では、これらのリスクを負うことになる。しかも、自己責任の原則で防衛する必要がある。 しかし、適切な対策を施すことでそのリスクを低減することが可能であり、電子的ネットワーク社会の利便性等を享受することが大切である。

(1)侵入

総合行政ネットワークに接続する地方公共団体はファイアウォールを必ず設置する必要がある。これは、電子的ネットワーク社会に参力目するための義務と考えてよい。ファイアウォールのないサイトは「どうぞ、お好きなものを持っていってください」とガレージセールをしているような状態であろう。

 

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