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2-4 情報交換相手別の情報属性

 

相手によって、情報属性は変化するか。

1)都道府県の調査結果

国及び市区町村を交換相手とする場合、迅速性と簡易性の比率が高い。

相手を国とする場合と市区町村とする場合を比較すると、国との交換においては、機密性と簡易性の比率が市区町村との交換における比率より高く、市区町村との交換においては、大量性と公報性の比率が高い。

(2)市区町村の調査結果

同都道府県内市区町村及び他都道府県内市区町村を交換相手とする場合、機密性と迅速性の比率が高い。ただし、他都道府県内市区町村を交換相手とする場合は、同都道府県内市区町村を交換相手とする場合と比較すると、機密性が高くなっており、地域境界の影響があると推察される。

都道府県を交換相手とする場合も、市区町村を交換相手とする場合と同様に機密性と迅速性の比率が高い。

相手を都道府県とする場合と市区町村とする場合を比較すると、都道府県との交換においては、公認性と簡易性の比率が高く、市区町村との交換においては、機密性の比率が高い。

 

2-5 情報属性別の交換手段

 

機密性、簡易性等の情報属性の違いによって、電話、FAX、普通郵便(紙)等、どのような情報交換手段を利用しているか。

 

(1)都道府県の調査結果

情報属性別で見ると迅速性と簡易性が高い情報交換の場合は電話及びFAX、その他の属性の場合は普通郵便(紙)の利用比率が高い。中でもインターネットの場合は、アンケートの対象業務である「情報管理」において迅速性と簡易性が高い情報交換に利用されている。

(2)市区町村の調査結果

簡易性が高い情報交換の場合は電話であり、その他の情報属性においては、普通郵便(紙)の利用比率が高い。

 

2-6 文書の作成・保存の方法

 

情報交換される文書の作成方法、相手に送付した後の文書の保存方法、相手から受け取った後の文書の保存方法について、紙に直接記入するか、パソコンやワープロを利用して作成するか.リーべて紙で保存するか、磁気テープやFDなど電子媒体で保存するか。

(1)都道府県の調査結果

 

 

 

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