●簡易性(相手と交換する情報や文書の中で、口頭やメモ等のような簡易的なもの)
注)上記の情報属性の選択肢は一つだけではなく、重複する場合がある。
情報交換手段としては、電話、FAX、普通郵便(紙)等、どのような交換手段の利用頻度が高いか。
(1)都道府県の調査結果
都道府県の交換相手は、全交換総数の内、半数が市区町村である。国及び国の出先機関との交換は、全交換総数の内8%と少ないが、「財務管理」における交換総数の31%が国との情報交換である。
交換される情報の属性は、迅速性と簡易性の比率が高い。ただし、「財務管理」における情報属性は機密性の比率が高い。
情報交換手段で最も高い比率で利用されているのは電話と普通郵便(紙)である。
(2)市区町村の調査結果
最も比率の高い交換相手は、同都道府県内市区町村であり、他都道府県内市区町村と合わせた対市区町村を相手とする比率は、半数以上を占める。すべての業務組織ともこの傾向が強い。国及び国の出先機関は、交換相手としての比率は低い。その中において国との直接交換の比率の半数近くを政令指定都市が占めている。
情報属性で比率が高いものは、機密性であるが、すべての業務にこの傾向があるわけではなく、交換総数が多い「異動処理」が機密性の比率を高くしている。
交換手段として最も利用されているのが、普通郵便(紙)である。インターネットは、「情報管理」において業務内交換手段の10%の比率で利用されている。
2-3 交換相手別の情報交換手段
利用されている情報交換手段は、国、都道府県、市区町本す(同都道府県、他都道府県)など、相手によってその利用比率は異なるか。
(1)都道府県の調査結果
電話、FAX、普通郵便・民間宅配(紙)がどの相手に対しても、90%以上を占めている。特に電話が相手に関わらず、半数近くの利用頻度を占める。交換相手として比率が高い市区町村においては、FAXよりは、普通郵便・民間宅配(紙)の利用頻度が高い。
(2)市区町村の調査結果
都道府県同様に電話、FAX、普通郵便・民間宅配(紙)がどの相手に対しても、90%近くを占めるが、その構成は異なる.特に普通郵便・民間宅配(紙)が電話よりも利用頻度が高い。