形態?@のケースは、検針員が端末設置業務所へ検針ハンディターミナルを持ち帰り、端末からの操作により送受信を行うタイプです。
形態?Aのケースは、オンラインシステムの環境下にない市外4町(件数=約3万戸)との間に新たに開発したもので、?@従来、市外4町と市外管轄業務所の間で「点検カード」を運搬していた手間を省くこと、?A市外4町の委託検針員がオンラインシステムの端末を操作しなくても送受信ができることを目的に、日常誰もが使っている電話機(モデム内蔵)にハンディターミナルを接続して、市外管轄業務所のコンピュータに接続された音声応答装置(変換アダプタ)とコミュニケーションをとりながら、電話機のプッシュボタンを操作することで送受信ができるようにしました。
(2)検針作業の流れ
次に、ハンディターミナルを利用して検針作業が実際にどのように処理されるのか、検針作業の流れを説明します。
≪形態?@のケース≫
?@検針予定日の前々日にホストマシンで検針予定データを作成する。
?A検針前日に業務所の端末を操作して検針予定データを全検針員分まとめて受信し、検針員はRAMカードリーダライタ(最大5枚のRAMカードを装着できる。)を介してRAMカードに書き込みをする。
?B検針日には、検針員はそのカードをハンディターミナルにセットして出かけ、現地でメータの指針を入力すると、自動的に差し引きを行って「お知らせ票」に各種情報をプリントする。
?C検針作業終了後は、再びRAMカードリーダライタを使用してRAMカードから検針結果データの読み込みをし、業務所の端末を操作してホストコンピュータに送信する。
?Bその日の夜間に料金計算が行なわれる。
≪形態?Aのケース≫
ー方、形態?Aの音声応答を利用したケースでは、以下のように作業が行なわれます。
?@市外4町にて、ハンディターミナルをモデム内蔵電話に接続して、モデム内蔵電話よりダイアルすると、市外管轄業務所コンピュータに接続された音声応答装置が送受信要求を自動受付して回線が接続される。