日本財団 図書館


その後、ハンディターミナルの機能、性能の向上はめざましく、数年後には問題点もほとんどクリアされたので、平成5年3月からは、遠隔指示式メータ設置集合住宅(件数=約10万戸)を対象にテスト導入し、検証を行いました。

評価としては、?@オンラインシステムを利用して最新の検針データを送受信できる、?A検針時に異常水量等を警告ブザーで知らせることができる、?B検針分の水道料金を「お知らせ票」で知らせることができる、?C操作が会話方式で簡単になったことなどからハンディターミナルによる検針効果は大きいと結論づけて、全給水区域への導入をOCR装置のリプレースを期として準備作業を進めてきました。

 

2-3 システムの概要

 

(1)検針データ送受信システム

 

最初に、ホストコンピュータとハンディターミナル間のデータ授受を行う検針データ送受信システムについて説明します。

本システムの目的は、検針員がハンディターミナルを検針作業に効率良く使用できる環境を提供することにあることから、本市では二つの送受信形態によるシステムを用意しました。(図1)

106-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION