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(3)携帯情報ツール選定のポイント

一般的には、パソコン系とPDA系を比較した場合、処理能力や機能性の面ではパソコン系が有利であり、また、携帯性や価格の面ではPDA系が有利である。近年は、PDA系・パソコン系ともに、双方の機能や処理能力を併せ持つ方向に進んでおり、その境界は少しずつ明確でなくなってきている。

とはいえ、すべての面で満足できる機器は今のところ存在しないため(贅沢を言ったらきりがない)、パソコン系がより得意とする機能や特性と、PDA系がより得意とする機能や特性などを、区別して選択する必要がある。

次の示した図は、パソコン系かPDA系かを選択する際に、大きな影響を与えると想定される要件である。このうち左側の5つの要件に対する要求水準が高い場合は、パソコン系が望ましいといえ、右側の3つの要件に対する要求水準が高い場合は、PDA系が望ましいといえる。しかし、実際に機器を選定する場合には、利用時における必要要件をすべて洗い出した後に、それぞれの要件に優先順位を付けて、最適な機種を選んでいく必要がある。

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