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(2)基本ソフト別に見た特徴

基本ソフト(以下、OS)の面からは、ノートパソコン/ペンパソコンなどのパソコン系は、Windows95に代表される標準的なOSに集約される傾向にあるが、PDA系は独自のOSを搭載していく方向にある。その中で、Windows95系との間でデータ交換などに親和性を持たせた、Windows CE搭載PDAが発売され話題を集めており、今後は、これが新たな携帯情報ツールのカテゴリーとなっていく方向性が見受けられる。

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(3)その他の技術動向

マルチメディア時代に対応した、デジタルカメラ搭載PDAも発売されている。従来までの、電子メールなどによる文字情報の送受信だけに留まらず、撮影した画像をその場で送信するなど、今後は多方面での活用が期待される。

一方、音声認識に関しては、現状では技術面の課題が多く、実用化に至るまでには、相当の時間がかかると推察される。

 

4-2 携帯情報端末と携帯通信機器との組合わせ

 

データ通信機能対応機器と情報通信インフラが整いつつある現在、携帯通信機器を併用することで、情報の双方向伝達がリアルタイムに可能となっている。さらに、このような情報通信環境を背景にして、1997年より通信機能一体型情報端末といった新携帯情報ツールが発売されている。

 

 

 

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