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1-4 入力方式による特徴

 

携帯情報端末の入力方式には、キーボード入力とペン入力の二種類がある。キーボード入力は、訪問内容のメモ/長文のメール/桁数の多い数値入力などに適している。一方、ペン入力は、選択肢が設定されたアンケート回答/検査結果の入力/立ったままでの操作など、機動性を要求される環境下での入力に最適である。

キーボードは、サイズが大きいほど入力が容易である。また、キーボードを標準装備している携帯情報端末には、ノートパソコンとWindowsCE搭載PDAがあるが、ノートパソコンがその面で優位である。さらに、ノートパソコンに関しては、サイズに比例して、高機能ノート/サブノート/ミニノートの順でキーボード入力が容易である。独自OS搭載PDAには、キーボード接続が可能な機種もあるが、接続できるものは非常に小型のキーボードに限定されており、入力は容易とは言えない。

ペン入力は、非常に簡便な操作方法であり、ペン入力が標準である携帯情報端末には、ペンパソコンと独自OS搭載PDAとがある。ペンパソコンあるいは独自OS搭載PDAを問わず、ペン入力による手書き文字認識機能は、現状においてかなり高く、実用に耐えられる文字認識率を実現している。今後は、入力文字数の拡大などの改善が見込まれている。

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