1-3 バッテリー稼動時間
ノートパソコンやペンパソコンの、本体内蔵バッテリーによる稼動時間は、最大で3時間程度であり、外出先での使用には予備バッテリーの携行、あるいは増設バッテリーの装着などの対策が必要となる。一般的に、PDAのバッテリー駆動時間は、パソコン系に比較して長く、本体内蔵バッテリーだけで長時間の使用が可能である。小型軽量化を追求するPDAでは、消費電力の少ないCPUやモノクロが主体の小さな画面を採用し、またハードディスク/フロッピーディスクドライブといったデバイスを未搭載であることが、長時間稼動の原動力となっている。さらに、PDAには、本体内蔵バッテリーに加え市販の乾電池も使用可能な機種があり、外出先でのバッテリー切れにも、乾電池を装着することで対処可能である。
バッテリーにはリチウムイオンとニッカドの2種類があり、最近の携帯情報端末には、リチウムイオンバッテリーが主に採用されている。 リチウムイオンバッテリーには、放電や充電を繰り返してくも、バッテリー稼働時間が短くならないなどの利点がある。