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た車両と同一である。

・調査対象部品

噴射ノズル、点火プラグ、燃料フィルター、エンジンオイル、触媒

・試験用燃料、燃料タンク

道路運送事業者の構内にある簡易タンク(200L)を使用し、簡易タンクにて給油する。

・着色燃料仕様

着色剤化学名:Acid Blue 9(通称:AB9)

化学式:C37H36N2O9S3・2Na

分子量:792.86

濃度 :1ppm 注)weight/volume

従来、種々の試験を行ってきた着色剤のうち、排出ガス試験で使用したAB9を用いた。濃度は、自然貯蔵試験と同一条件である1ppmとした。

なお、使用した着色剤の選択理由については第8章8.1(4)を参照されたい。

(5)調査項目

・走行試験

測定項目は走行日、走行距離、燃料消費量(燃費)、異常、その他とした。データの記録は、従来より行っているメタノール自動車のフリートテストで用いてきた調査票を使用した。

・排出ガス測定試験

試験車両2台のうち「足立12え86-45」を用いて、試験前及び終了後に着色したメタノール燃料にて排出ガス測定試験を実施し、試験前後の排出ガス濃度を比較する。

測定項目----NOx,CO,HC、CO2 ホルムアルデヒド

測定モード---10・15モード

・部品調査

試験前後に部品の調査を行う。なお、試験前に取り外した部品(着色剤無しのメタノール燃料で走行)の調査結果を着色剤無しでのベースデータとし、試験後の部品調査結果と比較する。

・燃料系部品調査

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