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化学式:C37H36N2O9S3・2Na

分子量:792.86

濃度 :1ppm 注)weight/volume

・試験モード : 10・15モード

なお、試験の目的は着色剤の有無が排出ガスに与える影響を調べることにあるので、試験の効率を考慮し実際に走行している車両を用いてシャシダイナモメータ上で排出ガス試験を行うこととした。試験モードは車両での試験を考慮し、10・15モードとした。

・測定工ミッション:NOx、CO、HC、C02、ホルムアルデヒド

着色剤の有無が排出ガスに与える影響を調べることが目的であるので、規制対象排出ガスを調査することとした。また、参考までにC02濃度も測定した。

・測定装置

シャシダイナモメータ:小野測器ZA-018型

CVS装置:ホリバCVS-9300T

排出ガス分析計:アイドリング排出ガス試験 ホリバMEXA-8420

10・15モード ホリバMEXA-8420、 1120TFI-F型

(4)排出ガス試験に用いる着色剤の選定

平成8年度の調査に入る前の段階で、着色剤は5種類に絞られた。平成8年度は、5種類の着色剤を用いた自然貯蔵試験(及びそれに伴う燃料分析試験)、その中の2種類の着色剤を用いた変異原性試験を行った。その結果及び平成7年度に検討した着色剤としての以下の必要条件

 

a. 精製染料であること(添加剤等を含まない)

b. メタノールによく溶け(溶解度)、均一着色液を得ること

c.  毒性が少なく、安全性が確認されていること

d. 自然貯蔵が可能で、安定していること

e. 色調が鮮やかで、イメージがよいこと

 

を考慮し、排出ガス試験を行う着色剤を1種類に絞った。これまで行った検討及び実験結果の評価結果を表8-1に示した。AR52は青味桃色でありガソリン(オレンジ系)に近いこと及び価格が高いこと、AY73は自然貯蔵

 

 

 

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