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モル/L・NaOH溶液で滴定を行う。

・透過性(フィルタビリィティー)

a)操作

?@ガラスの濾過器 11G3(40μm)、11G5(5μm)を、105℃の乾燥器に40分入れデシケーターに移し、30分放置する。その後、各々ガラス濾過器を秤量する。(W1)

?A試料200mlをメスシリンダーに採り、先に11G3(40μm)から吸引濾過し濾過後の液を再度11G5(5μm)のガラス濾過器で吸引濾過する。

?B濾過後、メタノール臭がなくなるまで自然乾燥後、ガラス濾過器を105℃の乾燥器に40分入れデンケーターに移し、30分放置する。その後、各々ガラス濾過器を秤量する。(W2)

b)計算

透過性は、次式によって算出する。

030-1.gif

・金属分析

a)操作

?@試料100mlを300ml石英ビーカーに採り、ウォーターバス上で蒸発乾固させる。

?A硝酸(精密分析用)5mlを各々加え、時計皿をかぶせホットプレート上で分解を行う。硝酸煙の黄色がなくなるまで硝酸を加えながら分解を行い、乾回させる。

?B放冷後、塩酸(精密分析用)2ml加え、ホットプレート上で残査を加温溶解しながら液量を約1mlとする。室温まで冷却後、100mlメスフラスコに水で移し、標線を合わせる。これを金属分析用検液とする。

b)測定

?@誘導結合プラズマ発光分光法(ICP法)を用いFe,Pb,Al,Cr,Mg,

Cuの定量を行う。

使用機種 :セイコー電子 SRS-1200AR

検量線は市販品の各金属標準溶液(1000μg/ml)を用い、1ppm相

当とし検量線検液とする。この時、Alのみ他の金属と混合せず単独で検量線用検液を調整する。検出下限は測定手順に従い、その都度求め、少

 

 

 

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