第6章 燃料分析試験
6.1 試験の概要
(1)目的
自然貯蔵試験に供試した5サンプルの着色メタノール燃料について燃料分析試験を行い、燃料の品質変化を調査し最適の着色剤選定のための資料とする。
(2)試験実施機関
三菱ガス化学株式会社 新潟工業所 品質保証室
(3)試料(サンプル)
5種類×6バリエーションの着色メタノール(第5章の試験で用いたもの)
(4)分析方法
・新品規格分析
a) 分析項目
外観、比重、純度、遊離酸、蒸発残分、水分
b) 分析法
JIS-K-1501 メタノール及び三菱ガス化学新潟工業所品質保証室製品出荷基準メタノールに準拠した。
但し、
?@比重については密度比重計を採用。(詳細は三菱ガス化学新潟工業所品質保証計測器具補正法に準拠)
使用機種:京都電子 DA-310
?A着色試料の遊離酸については、自動滴定法を採用。(窒素雰囲気下とする。)
使用機種:三菱化学 GT-05
分析条件
T-MODE;INF/SN T-DET ;pH Sens P-MODE;NOT USE
Speed ; 10 μ 1/S VmaX ;DL ; 5.0 PC ; 5.0 Pe ; 8.0 Ce ; 5.0
Vup ; 50 Vlow ; 10 WT ; 5 dE-dT ; 20-2 Wtint ; 20
C) 操作
?@試料50mlと水50mlを(メスシリンダー)100mlトールビーカーに移す。
?A上記分析条件となっている自動滴定装置にて窒素雰囲気下とし、0.01