3 +SS400及び+SPCCは、それぞれ試験片を浸したサンプルである。
b.色の変化等の観察
(a)光線と色彩
メタノール(JIS K1501)は、常温で無色透明の液体であり、これに白色光をあてプリズムで分光すると可視光線部分はあてた光と同じ強度の連続スペクトルとなる。ところが、これに着色剤を加えると、着色剤の位置(表5-2参照)に相当する波長の光が吸収され各着色剤に特有のスペクトルを示す。
この吸収スペクトルを継続的に(本試験では約3ヶ月毎)に調べれば、色の変化等を正確に観察することができる。
(b)波長範囲とスペクトル色
一般的な光線の波長、スペクトル色(補色)等の関係を表5-2に示す。
補色:二つの光を混色したものの色刺激が白色の色刺激と等しくなる関係。