第5章 自然貯蔵試験
5.1 試験の概要
(1)目 的
着色メタノールのサンプル(5種類×6バリエーション)を自然貯蔵して、色の変化等を観察し、その貯蔵安定性等を確認する。
(2)実施機関
・株式会社 シラド化学 :着色メタノールのサンプルの調整等
・運輸省交通安全公害研究所:サンプルの自然貯蔵及び色の変化等の観察
(3)試験方法
a.サンプルの調整
(a)試験片の準備
メタノール燃料の貯蔵容器である地下式タンク及びドラム缶と同一材質の試験片を準備して、それらを一部のサンプル容器内に浸して変化をみる。
・一般構造用圧延鋼材(JIS 3101),SS400 5個
・熱間圧延鋼材(JIS G3141),SPCC 10個
(b)サンプルの準備
自然貯蔵試験のため準備したサンプル30本の内容を表5-1に示す。
(注)1 換気付栓 ?@理由:地下貯蔵タンク(自然換気口有り)を想定
?Aステンレス製のキャピラリー(内径0.lnlm、長さ15cmの管)を栓に装着
2 サンプル濃度:1ppm(単位はweight/volumeであり、1000Lに対し1gの割合で混合した場合の濃度である)、容器:500ccガラス瓶(透明)