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7. ポートランド港

港湾名 ポートランド港(オレゴン州)
港湾管理者名 Port of Portland Commission
組織の性格
(雇用者数)
1891年オレゴン州政府により、コロンビア川を利用した港湾開発の為に 設立された公社。1951年1971年に州法改正により業務の追加が行わ れ、空港や工業団地の造成も行うようになった。港湾行政区は周辺の3つ の郡に及び、州知事により任命される9人のコミッショナーによって運営 される。港湾行政区内の住民に対する課税権を持つ。
港湾公社の雇用者:700人程度(直接港湾に係わる者110人)
業務概要 港湾の開発・管理・運営
空港の設置・管理・運営(ポートランド国際空港他3つの地方空港)
船舶修理ドック
航路維持管理
工業団地開発
営業収支 (1995) 港湾:        48.7百万ドル(32.8%)
空港:        82.0百万ドル(55.3%)
船舶修理ドック:  5.8百万ドル(3.9%)
船舶維持管理:   4.3百万ドル(2.9%)
工業団地収入等: 7.5百万ドル(5.1%)
合計:       148.3百万ドル(100%)
港湾税収入:    7.4百万ドル
減価償却費は   48.7百万ドルであり、営業収入の占める割合は29.3%である。
港湾の性格 コロンビア川の上流176kmの地点に位置し、オレゴン州やアイダホ州の 物産の輸送のために開発された港。近年は、背後に工業立地が進み自動車部品や機械類の輸送、コンテナの輸送がのびている。米国第二の河川、コロンビアスネーク川の最大の港として、航路の維持浚渫を陸軍港兵隊の変わりに行っている。
取扱貨物量 (1995) 総貨物量:    1,180万トン
コンテナ貨物:   330、000TEUs
穀物:        520万トン
鉱石類:       240万トン
主要港湾施設 Terminal 6:3バース、延長869m、水深12.2m、クレーン6基
Terminal 2:3バース、延長821m、水深12.2m、多目的クレーン3基
Terminal 4:13バース、延長2,106m、水深12.2m、一般雑貨、穀物、自動車等
港湾内には、民間施設があるほか、港湾公社の施設であっても、長期リー ス、運営契約をしている施設が多い。最大のコンテナターミナルである
Terminal 6は、港湾公社によって運営されているが、荷役は民間の港運会 社によって行われている。
その他 港湾税の税率は、1996-7年予算では、資産1,000ドル当たり8〜9セントと決定。
航路維持部門は、22名のスタッフと浚渫船を持つ。ただし、実際に浚渫船に乗り組むのは組合から雇われる者で、公社のスタッフではない。

 

 

 

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