Uターン等経験者の親の出身地は「現在の居住地」が74.2%を占め、残りを「現在の居住地以外の道県」(18.9%)と「首都圏・名古屋圏・関西圏」(6.0%)が占めている(図表4-50を参照)。
こうしたUターン等経験者の親の出身地は、入社の経緯ごとに特徴が見られる。Uターン等経験者の親の出身地が現在の居住地である比率は首都圏等の学校を卒業し入社した者で7割弱を占め最も高く、首都圏等の企業からの転職者、同県または首都圏等以外の学校を卒業し入社した者、同県または首都圏等以外の企業からの転職者の順でその比率は低くなる。この傾向はUターン等経験者の出身地の傾向と同じである。
学歴別にみると、Uターン等経験者の親の出身地が現在の居住地である比率は高卒で最も高く、ついで、短大等、大学(理系)、大学(文系)の順で低くなる。また、男性よりも女性の方が現在の居住地が占める比率が高い。