角腸(つのわた)の塩辛などの特産化も検討課題。
(イ)観光・交流振興
a 漁場との連携
○磯場のレクリエーション体験施設の整備:体験民宿との連携活用。
○グルメ、素潜り体験民宿などの育成:スキューバのライセンスを取れるダイビング民宿の展開も検討課題。漁業との調整を要するが、うまい協調体制の工夫も課題である。
b 集会場(既定計回)に付帯させて松浦党、海士漁ミュージアム蠣能及ぴ交流鶯能の併設
松浦地域の結び目の位置をいかし、松浦党に関する情報を集約し、結び目から対岸地域の歴史文化性をみつめる小さなミュージアム機能を整備する。中国江南がルーツといわれる玄海一円の“潜り漁”の資料を国際的な視野で収集して位置づけ、海人・海士漁資料館を併設する。海士漁は向島のみではないが、85歳の素潜り名人のいる向島を象徴的に捉えて展開する。
c 利用促進
○「平戸境目絵地図(観光マップ)」の作成
○松浦水軍情報の提供
○脊振小学校との交流を軸に、玄海諸島と背振山系との広範な海山交流に展開する。
(ウ)イメージづくり
a 素潜り名人目際交流イベントの開催
世界一の素潜りチャンピオンである仏人ジヤツク・マイヨール氏を招いて素潜り名人との交流イベントを開催し、潜り漁や、海の保全などをアピールする。マイヨール氏は1927年上海生まれ、唐津に来訪しで始めて潜りを体得した縁もある。
b 美しい集落景観の形成
集落景観・環境の美化・文化性の向上を促進する。
ウ担い手
○後継者である若手島民の活力を軸とし、自治会と漁協とが一体となった推進組織に行政を含めた身ぐるみの体制。
※若手島民で島おこしグループ「平戸境目・まつうら党(仮称)」の結成も一案。
※財団法人日本離島センターの離島人材育成支援事業の活用など。