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1)中心とする産業分野は島の固有の立地条件で異なるが、二一ズの多様化・高度化・差別化志向に着目し、需要先行的な発想から、地域資源活用型の高付加価値商品の開発(地場産業の育成、高度化など)や環境の活用などを進める。
2)主たる産業分野は、先の産業振興の大枠に準じ離島の特性である環海・隔絶・狭小の特質を踏まえ、水産資源、自然環境、共生型の地域文化などをいかした特産品開発、島の小規模性になじむ観光・リゾート、研修・コンベンション、環境学習、地域間交流など広義の交流型の複合開発を促進する。
 
※本土同様に大量生産型の製造業の企業誘致を志向するのは、離島、特に、小規模な離島では難しく、むしろ本土の流通業との提携(広義の「ソフトの誘致」)を目指す方向などが有為である。
 ○特産品開発:多様化・高度化・差別化二一ズに対して、多品種少量生産かっ運賃負担力のある島ブランドなどによる高付加価値商品を開発する。
 ○観光・交流:主に都市部の多様化・高度化した観光・交流二一ズを背景に、島の人的資源や各種の縁などの固有資源を掘り起こし、資源に対応する客層を設定してエコ・ミュージアムとしての資源活用、受入体制の整備及び島のファンづくりを進める。
3)新しい産業振興の流れとして、離島の仮れた自然環境や観光・リゾート環境をいかして、リゾート&リサーチ的な視点から、情報サービス産業の育成を進める。
 

【多元的な特性をいかした広範な連携】

→島の固有性・縁に即して本土及び他の島(国内・国外)との広範なネットワーク(交流基盤)を整備する
 
1)地域資源を物語として展開し、「一島多面」の多様な固有性を発信の核として離島間、本土間との広範なネットワークを形成し、人、物、情報の交流を活発化させる。
2)1)のネットワーク化の一環としてインターネットなどを通じて島を愛する「潜在島民との情報交流コミュニティ」を増強し、マーケティング対象、共同PR、商品市場、協働者として多面的に協力・活用の可能性を引き出す。
 
 

 

 

 

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