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ウ本土近接型小離島における産業振興方策展開のポイント

 以上の特性を踏まえ、次の視点から産業振興策を展開することが期待される。

【ターゲットと市場戦略】
 本土の対岸市場、大都市圏の特定市場を開拓する

1)本土近接型小離島は、島内市場はもとより、基本的に対岸地域・母都市、広域及び高次生活圏の中心都市圏を身近な市場とみなしその需要に対して成立する産業振興を図る。
2)1)を前提として、市場の範囲をより広範に設定し、全国区で特定市場を開拓する。
3)市場への対応は、島から市場への「物の販売」と島外から島への「市場の来訪」を相乗的に促進し、相乗的な流通合理化を促進する。
4)島と立地上対極を成す中心的な大都市市場に直結した宣伝PRを展開する。
5)島の顧客戦略を重視する。
 

【中心とする産業分野】

物づくり型の企業誘致は、小規模離島において一般的に難しいので、島の小規模・環海・隔絶性が育んだ固有の地域資源(自然、産業、文化など)をいかした内発型の高付加価値商品の開発と観光・交流との複合展開を図る。

 

 

 

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