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3)方策の概要

 本船荷役、ヤードオペレーション、ゲートシステムなどコンテナターミナル全般にわたる自動化・省力化を進める。特に、整備の容易性や雇用問題などに考慮し、響灘地区など今後の新たなコンテナターミナル整備に際して重点的に推進する。
 その際には、自動化と土地の高度利用に有利なトランスファークレーン方式を中心として、低コスト化と荷役効率の向上のバランスに留意した最適なシステムの導入が求められる。

 一般に、トランスファークレーン方式は、ストラドルキャリア方式と比較して、自動化や多段積みが可能であるが、多段積みを行う際には、下層コンテナの取り出しに時間と手間を要する。シンガポールなどではこうした問題には情報化の推進によるコンテナヤードヘの最適な蔵置プランを実現により対応している。
 また、実入りコンテナの多段積み化によってコンテナターミナル用地に余裕が生じれば、現状では散在しているコンテナバンプール(空コンテナ置き場)を集約化し、コンテナ回送費用の削減を図ることも可能となる。

 

 

 

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