ここでは、海外・国内の主要港湾の概況及び港湾物流機能の充実に関する特徴を整理し、関門港における検討の参考となる可能性の高い港湾を研究対象港湾として抽出するとともに、調査方法について検討する。
(1)海外・国内の主要港湾の概況
事例の選定・抽出にあたっては、次に示す海外・国内の主要港湾を中心に検討したが、それ以外についても既存文献より特徴的なものを抽出することとした。
日本:東京、横浜、清水、名古屋、大阪、神戸
アジア:釜山(韓国)、高雄(台湾)、香港、シンガポール
欧州:ロッテルダム(オランダ)、アントワープ(ベルギー)、ハンブルク(ドイツ)、ルアーブル(フランス)、フェリクストウ(イギリス)
米国:ロサンゼルス、ロングビーチ、ニューヨーク/ニュージャージー