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(5)輸入促進拠点としての商流とのー体化とバックヤ―ド機能の充実

 1) 港湾物流機能の要件
   FAZ中核施設などと連携し、そのバックヤードとして十分な保管能力を確保し、荷捌き、流通加工、ピッキングなどのサービスが迅速かつ低廉に行えること
 2) 検討の方向性
  ○輸入貨物の増大に対応したコンテナヤードの確保
   輸入を中心としたコンテナ貨物の増大と蔵置期間の長期化に対応した十分なヤードをもつコンテナターミナルを整備し、貨物流動の円滑化とターミナルの効率的な運用を図る。
  <背景>
   ・輸入コンテナは輸出コンテナと比較して蔵置期間が長い場合が多いため、近年の製品輸入の 増大に伴い、十分なコンテナヤードの確保が課題となっている。
  <主な検討課題>
   ・輸入対応型コンテナターミナルに必要な蔵置能力
   ・オンドック、オフドックのコンテナヤードの役割分担のあり方 等
   ○FAZ中核施設と港湾地区の物流センターの連携強化
   コンテナターミナルと機能的に―体化した港湾地区における製品輸入対応型の物流センター 機能を充実させ、輸入ビジネス促進施設などFAZ中核施設のバックヤードとしての機能を充実させるとともに、港湾部への物流機能の集約化により端末輸送の効率化を図る。
  <背景>
   ・近年の製品輸入の増大に対応した港湾部への物流拠点設置のニーズが高まっているが、北九州市及び下関市はFAZ(輸入促進地域)に指定され、今後、輸入促進が図られることから、 これに対応Lた港湾物流機能を充実させていく必要がある。
  <主な検討課題>
   ・商流機能と物流機能の望ましい連携のあり方
   ・製品輸入に対応した物流拠点の機能、施設のあり方
   ・運輸省等における今後の物流拠点整備方策の活用 等

(6)港湾全体を包括する情報システムの構築

 1) 港湾物流機能の要件
  港湾物流の円滑化、低廉化や商流機能との連携を支える業種。企業の間の統合化された情報シ ステムが構築されていること

 

 

 

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