<背景>
・ハブ港湾の競合関係が強まる中でトランシップ機能の重要性が増大しており、関門港においても、内航船を活用した国内各地発着貨物や外航船同士の積み替えによる三国間貨物の取扱量の増大が有効である。
<主な検討課題>
・内航フィーダーバースの整備などハード面での対応・蔵置料金の割引制度などソフト面での対応等
(4)陸・海・空のさまざまな輸送モードの一体化
1) 港湾物流機能の要件
国内二次輸送の低コスト化、迅速化などの二一ズに対応し、高速道路や鉄道、フェリー、テクノスーパーライナー、航空などとの円滑な複合一貫輸送システムが構築されていること
2) 検討の方向性
○港湾への航空貨物ターミナルの設置
新北九州空港の整備をにらみ、関門港に航空貨物ターミナルを設置することによって海運・航空の一体性を高める。
<背景>
・近年、港湾地区に航空貨物ターミナルを設置して港湾・空港の利便性を高める例が見られることから、関門港周辺に計画中の新北九州空港との連携を図っていくことが物流機能の充実にあたって有効と考えられる。
<主な検討課題>
・航空貨物ターミナル設置のメリットの明確化
・関門港と新北九州空港を結ぶ海上アクセスの検討等
○海上コンテナの鉄道輸送の推進
海運と鉄道の連携を強め、海上コンテナの国内輸送に鉄道を活用することにより、国内輸送のトラックヘの依存を緩和するとともに、輸送手段の多様化を図る。
<背景>
・関門港では、鉄道コンテナを利用して関東・関西方面と結ぶ日韓国際複合一貫輸送が実施されているが、1995年10月より東京貨物ターミナル・横浜本牧〜宇都宮貨物ターミナル間にて、海上コンテナの鉄道輸送も実施されている。
<主な検討課題>
・鉄道輸送の優位性が発揮される品目、輸送距離などの特性・貨物駅や荷役機械などの整備の必要性等