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(2)フォワーダーの多様な輸送サービスの提供

 1) 港湾物流機能の要件
  港湾物流を担うフォワーダーの機能を強化し、混載サービスや国際複合一貫輸送サービスなど多様な輸送サービスを荷主に対して提供できること
 2)検討の方向性
  ○物流業者(フォワーダー)間の連携強化(再掲)
   物流業者間での連携によって貨物の集積効果を高め、混載サービスや国際複合一貫輸送サービスなど多様な輸送サービスの提供を促進する。
  <背景>
  ・神戸港や横浜港などにおいて多様な輸送サービスが提供されているのは、大都市圏を背後に有し、集積のメリットが生かされているためであり、背後圏の条件が異なる関門港においては、個々の企業の取り組みには限界がある。

 

表2-2 我が国主要港湾の背後圏規模

 

  福岡・山口 北部九州 九州・山口 関西圏 名古屋圏 東京圏 全 国
総人口  (95年)(千人) 6,489 10,149 14,979 18,259 10,810 32,575 125,569
県内総生産(93年)(億円) 224,340 333,976 464,853 715,531 428,524 1,488,648 4,730,005
外貨コンテナ貨物生産・消費量(93年10月) 輸出(トン) 302,920 351,454 429,995 734,933 937,294 925,214 4,700,559
輸入(トン) 251,786 314,857 385,060 1,160,480 649,461 1,391,590 4,709,772

   注)北部九州:山口、福岡、佐賀、長崎、大分 関西圏:京都、大阪、兵庫、奈良

     名古屋圏:愛知、三重、岐阜       東京圏:東京、神奈川、埼玉、千葉

  出所)「国勢調査報告要表による人口」(総務庁)、「県民経済計算年報」(経済企画庁)、

     「全国輸出入コンテナ貨物流動調査」(運輸省)より三和総合研究所作成

    

<主な検討課題>
  ・企業間の連携が有望な分野の検討
  ・企業問の連携にあたって情報システムなどの統一 等

(3)外貿コンテナ貨物の積み替え機能の強化

 1) 港湾物流機能の要件
  アジアの拠点港湾として、外貿コンテナ貨物の外航船と内航船、あるいは外航船と外航船の積み替えが機能的かつ低コストで行えること
 2) 検討の方向性
  ○トランシップの促進
   フィーダー輸送に対応した港湾整備や促進施策などによりトランシップ機能を強化し、コンテナ貨物の集積度を高める。

 

 

 

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