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船舶電気装備工事ハンドブック・設計編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


電動機の絶縁は以前はE種が最も多く用いられていたが、最近ではB種及びF種絶縁の電動機が多く用いられるようになった。これは出来るだけ小形で安価な電動機とするためであるが、F種絶縁では外被温度が人体に危険(火傷)を及ぼすほど高くなることがあるので、この点での安全対策を施す必要がある。

電動機を装備する場所の周囲温度が本船に適用する規則に定められた値よりも高い場合には、電動機に全負荷をかけた場合の電動機各部の温度上昇が規則で定められた値を超えないように設計された電動機を選定しなければならない。

電動機の外被は、暴露部に装備される場合に全閉防水形を使用する以外は、一般に防滴形を使用するが、環境条件のよくない場所、例えば機関室の床下のように水分や油分が多い場所に装備する電動機は、全開外扇形を使用するのが望ましい。

軸流内装形通風機用電動機は、水分や油分を多量に含んだ空気の流れの中に直接さらされるので、全閉形を使用するが、この電動機の冷却は通風機自体の空気の流れによって行われるので、外扇のない全閉自冷形を用いる。

なお、比較的小容量の電動機は、全開外扇形とすることを標準としているメーカーが多く、これらの電動機を普通の防滴形とするとメーカーの標準から外れるため、かえって高価となることもあるので、注意して外被の選定をする必要がある。

電動機の絶縁抵抗の低下を防止するために、電動機の休止中にのみ通電するようにした乾燥用ヒータを設ける場合があり、これらは操舵機用電動機、ウインドラス、ムアリングウインチなどの甲板機械用電動機、荷役装置用電動機などに設けられる。

乾燥用ヒータには、電動機の巻線に微弱電流を通して電動機内を加熱する方法と電動機内にスペースヒータを設けて、加熱する方法とがある。ヒータヘの給電の方法には、始動器の中に降圧変圧器を設けて主接触器の電源側より導入し、降圧して給電する方法と船内の100V(又は220V)系から給電する方法とがある。

 

 

 

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