日本財団 図書館


168-1.gif

図3.12のような配置系統で、下位保護装置B2の負荷側F点で短絡等の故障が発生したとき、過電流は、電源から上位保護装
 置B1、下位保護装置B2を通ってF点に流れ込む。この過電流によってF点に最も近い保護装置B2だけが動作し、故障回路を切離
 し上位保護装置B1は遮断に至らず、したがって、他の健全な回路
 B3、B4への事故の波及を防ぎ、停電の範囲を最小限に留めることができる。この保護方式を選択保証方式という。

(1)選択保護方式を適用する回路

発電機用保護装置(一般にACBを使用する)と給電用保護装置(一般にACB,MCB又はヒューズを使用する。また配電盤母線結合用保護装置を含む。)との関係は、選択保護方式を適用する。

(2)選択保護方式を適用するのが望ましい回路

(a)船の推進及び安全に関する重要負荷は、船の種類、主機の

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION