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(2)各回路には、次の過負荷保護装置を備えること(NK鋼船規則H編2.3)。

(a)2線式直流回路又は単相交流回路には少なくともいずれかの極に対して1個。

(b)3線式直流回路には両外線に各1個。

(c)三相3線式交流回路には少なくともいずれかの2相に対して各1個。

ただし、三相4線式交流回路には各相に対して各1個。

また、始動器内に過負荷保護装置を持っている電動機回路などの場合は、短絡保護のみを行えばよい。また、定格電流が200Aを超えるヒューズは、過負荷保護用に用いてはならない。ただし、操舵機用量助機回路には短絡保護のみとし、いずれの場合にも過負荷保護を行ってはならない。

-2.選択遮断保護方式(選択保護方式)

選択保護方式とは、系統の竈気機器又は電路の異常あるいは故障によって、その回路に過負荷竈流又は短絡電流(両者を総称して過電流という)が流れたとき、故障回路に直接関係のある回路だけを系統から切離し、他の健全な回路への給電が停止されないよう、保護装置相互間で協調のとれた保護方式のことである。

 

 

 

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