を得るため」「新しいキャリアをつけ加えるため」「コミュニティ内での認知を受けるため」「自信をつけるため」「活動的になるため」「他者に影響する(カーネーギー風にいえば、人を動かす)ため」「スキルの修得」「趣味の活用」「お返し」「社会復帰」「楽しみ」など、30ほどの項目が挙がっており、セールス的センスが触発される。また募集に関しては、ローカル紙・テレビ・ラジオの使い方、広告の勘所も述べられているが、依然ロコミ(Words
of mouth)が最も有力な手段であり、そのために「熱心なスタッフ」と「ハッピーなボランティア」の存在と育成がいかに重要であるかが説明されている。さらに、申請フォームの例、面接における心得(例えばyeSかnoかでなく、本人に色々話させるような質問の仕方)、オリエンテーションのトピックスとチェックリスト、現場での監督における技術的諸項目が明示されている。そうして最後に、苦情・紛争および解任に関する処理手続きがくる、すなわち解任にあたっては、担当者は上司ないし当該委員会に対して早めに警告を発し、その原因となった苦情等に関する書類を整備し、日時・関係者等を明確にし、本人には書面に先だって2度の口頭による話し合いの機会をもち、最後は感謝の言葉と共に奉仕の開始と終了の目付を記した手紙を送付する、という段取りをとることになる。