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表5 職業別にみるボランティアの割合

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割合の高い用から順に、専門職、管理職、準専門職、事務職、営業職、肉体労働職、小売業者、機械工・運転手等となっている。概してホワイトカラーないし高所得層の方が、ブルーカラーないし低所得層よりも高い割合でボランティア活動に従事している。「市民」概念の要素としてしばしば教養・余暇・労働からの解放などがあげられるが、オーストラリアの専門職・管理職は3割前後の高率でボランティア活動に従事しうるほど、十分な時間的・精神的なゆとりをもった市民だということになろうか。

最後に、ボランティア活動をする個人的な利益・動機について、次のような結果が出ている。

 

表6 ボランティア活動の利点

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