それによれば、男性はとくにスポーツ等、および緊急対応の分野で女性を大きく上回っており、逆に女性は福祉・コミュニティ、教育・研修、健康の分野で男性を上回っていることがわかる。これは性差による常識的な棲み分けを反映するものであろう。宗教(主として教会活動)や環境、文化の分野では性別による違いはごく少ない。全体として注目されるのは、女性には及ばないものの、福祉・コミュニティの分野で男性も高い比率を占めていることであろう。先の表3と合わせて見るならば、男女ともに歳をとるにつれ福祉やコミュニティの分野でボランティア活動に従事する比率が高まっている。